2023年4月19日
■神奈川県横浜市の介護施設
消防点検業者様から「自家発電機が動かない」との連絡を頂きました。
現場にかけつけてみると、制御盤ランプが切れており、起動しない状態でした。
施設の方に話を聞くと「最近、蓄電池を変えたばかり」との事。
蓄電池の電圧測定をしてみたところ、制御ランプも表示出来ない程微量な電圧しか残っていない状態でした。
今度は充電器の出力測定をしてみると、電圧が全くありません。
以上の事から、充電装置が何らかの原因で故障し、蓄電池に充電がされていない期間が長く続いた事から蓄電池が放電してしまったと判断し、充電器と蓄電池の交換を実施しました。
交換工事の際、充電器を取り外して中を確認した結果、トカゲが焦げて挟まっているのを発見しました。
これが原因でショートを起こしたのだと断定出来ました。
自家発電機の制御盤内は基盤が剥き出しになっており、トカゲ等が入ると故障の原因となってしまう事があります。
対策として昆虫類や虫が入らない様に発電機周辺の害虫対策をしたり、ネットを張るなどして対策するのも1つかと思われます。
また蓄電池交換後、通常は各部を測定し、充電器などが正常に働いているかを確認するべきなのですが、それ怠ると今回の様なケースにもなりかねません。
工事費用が安いからといって依頼した結果、余計に工事費用が掛かってしまった。という例は意外と多いです。
しっかりと対応してくれる業者を選ぶ事はとても重要なんです。
工事終了後は施設の方へ工事完工の説明をし、後日、報告書を提出させて頂き、作業終了となりました。
災害に備えること、二次被害を防ぐこと
まずは、弊社GLIに気軽にご相談下さい。