減災に備える

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2022年5月30日

ここ最近、地震が多いからなのか、発電機の故障に関しての問合せを多く頂いております。
先月、3月16日や5月22日に福島県沖で発生した地震の後も幾つかの施設から相談を受けました。

写真:2022年3月16日福島県沖 地震発生直後ニュース

実際に、現地調査をしてみると、以下の要因である事が多かったです。

自家発電機が作動しない原因として多いのが
・蓄電池の劣化
・セルモーターの劣化
・燃料系統に空気が入っている
・シリンダー内部にカーボン(燃料のスス)が堆積している

などがあります。

特に蓄電池の劣化に関しては【始動用蓄電池】の為、劣化していればそれだけで発電機は作動しなくなってしまいます。
普段、法令点検で試運転や負荷試験を実施していても始動用蓄電池が劣化していては、元も子もありません。

写真:メーカーが定める触媒栓の取替時期目安

また燃料系統に空気が入ってしまって始動しない例もよくあります。
これは停電時(商用電気が止まった時)に発電機が自動で回り続け、燃料タンクが空になってしまった事で起こる事が多いです。

写真:エア抜き作業

この場合、単に「燃料補充をすれば大丈夫」という事で補充だけする方がいらっしゃいますが、それだと始動しなくなってしまいます。

 

BCP対策の観点からみても、災害時の非常電源は最も重要であり、普段から注意してあげなくてはなりません。

ですので、点検業者を選定する際はコスト面だけではなく、災害時に非常電源が使えない事がどれだけのリスクがあるのかという事をしっかりと説明してくれる業者を選定する事が重要です。

災害中は燃料を買いに行ったり、電源確保が大丈夫なのか!など考える精神状態にありません。
だからこそ施設の担当者は、委託先の点検業者がしっかりやってくれる業者なのかの判断する為の最低限の知識を持つ事が大切だと考えています。

 

減災に備えること、二次被害を防ぐこと

弊社GLIにご相談頂ければ、対応出来る事も多いにあるかと思います。

気軽にお問合せ下さい。

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