台風15号 千葉県内の病院で非常用自家発電機が故障

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2019年11月11日

この度の台風15号、台風19号の被害に際し、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

皆様の安全と1日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。

 

弊社では、台風15号の2日後にスタッフ総出で千葉県富津市に入り、被災者の支援を行うと共に、被災した現状を目の当たりしました。

電気・水道・交通・通信をはじめあらゆるインフラが止まる中、病院や介護施設にいる方々の状況が気になっておりました。

やはり一部の施設では非常用自家発電機の故障による未稼働などもあったようです。

災害拠点含む3つの病院で自家発電機が故障 千葉/NHKニュース)

 

台風15号では、千葉県内の少なくとも3つの病院で非常用自家発電機が故障していた事が明らかになりました。

千葉県内で多くの病院が停電し、非常用の自家発電機が稼働した所もありましたが、災害拠点病院を含む少なくとも3つの病院で停電が復旧する前に自家発電機が故障し、医療機器の一部が使えない状態になっていたとの事です。

当事者によりますと、突然の運転停止や燃料漏れがあったということで、老朽化や長時間の使用で負荷がかかったことなどが原因とみられています。

そもそも非常用自家発電機の設置目的は、大規模停電時に電力が遮断した際、非常用自家発電機が作動し避難する為に必要なスプリンクラーなどの消防設備機器を動かす為にあります。
非常用自家発電機の設置がある建物運営者は災害時に消防設備がしっかりと動くために非常用自家発電機を点検する義務があります。
消防法が定める点検には年2回の機器点検と年1回の総合点検があり、総合点検報告書には消防設備が全て同時に動くために必要な負荷率で、負荷運転を実施した測定データを添付する必要があります。

ですが、私たちが啓蒙活動として病院や介護施設などを回っていますと、年1回の総合点検時に負荷運転を行っていない施設が多数存在するのが事実です。

その理由としては「予算が足りない」「法令改正を知らなかった」「後回しでいいだろう」「負荷試験費用が高い」などが挙げられます。

弊社GLIでは、負荷試験の点検費用削減などのご相談も対応しております。

内容次第では、毎年の負荷試験費用を無料にするサービスも行なっております。

また日本発電機負荷試験協会のコンプライアンス点検アドバイザーとして、今後も周知の為の啓蒙に勤めて行きます。

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